
花粉症
花粉症
スギ・ヒノキなどの植物の花粉が原因で起こるアレルギー疾患のことを花粉症と呼びます。はなみず、くしゃみ、鼻閉(鼻づまり)などの症状を引き起こす『アレルギー性鼻炎』や、目のかゆみ、目の異物感などの『アレルギー性結膜炎』が主な疾患になります。症状は個人によって様々であり、目だけでなく皮膚・のどのかゆみや、のどの痛みといった症状が出現する場合もあります。
近年、花粉症は国民全体の約40%を超えるといわれるほど有病率が非常に高く、症状が本格的に出現する前から適切な治療を行うことが重要です。それによって、発症のタイミングを遅らせたり、花粉飛散シーズン中の鼻水・目のかゆみなどの症状を抑えることが可能になります。
目のかゆみ、くしゃみ、鼻水・鼻づまりなどの症状でお困りの方、毎年花粉症に悩まされている方がいらっしゃいましたらお早めにご相談ください。
血液で検査できるアレルギー検査を行っております。この検査では、アレルギーの原因として多い39の項目を同時に検査できます。検査項目には食べ物、動物、ハウスダストなどが含まれ、花粉症の原因抗原として有名なスギやヒノキも含まれております。
花粉症の治療法には、大きく分けて症状を軽減する『対症療法』と、根本的に治す『根治療法』の二つがあります。
対症療法の基本は、抗ヒスタミン薬などを用いた薬物療法となります。発症している症状に合わせて内服薬や点眼薬で治療を行います。花粉症の症状が悪化する前から薬物療法を開始することで、花粉の飛散量が多くなった時期でも花粉症による症状を抑えやすくなるため、早めの治療開始をお勧めしています。